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文章を読むということ

· 3 min read
Ikuya Yamada
non-stack engineer

数年前と比較して、本(ないしはまとまった量の文章)を読めるようになった感覚がある。

速読術を身につけたとかではない。むしろ一冊の本を読み終わるまでにかかる時間は長くなっている気がする。

筆者の言いたいことを把握するコツをつかめてきた感触がある。

それは主語と述語の対応をしっかりと見極めるとか今話題にしていることはなにか意識するとかそういった点になるのだと思う。

脳のリソースの2割くらいをそうした補助情報のために確保しておき、残りのリソースで文字を追っていく。そうすると迷子にならなくて済むことがある。それでも行方不明になることは多々あるのだけれども...

あとは、自分のレベルに合った本を読むことも重要である。ある程度流れるように読めないと、注意があちこちにいってしまい、一度散漫になった注意は引き戻すのが非常に難しい。

本の読み方マニュアルを頭の中に開きながら手元で本物の(物理的な)本を読む、というような意識である。

言葉にしてみるとなんとも陳腐な内容であるが、とにかく成長している感覚を持てることはポジティブなことではないかと思う。