暫定的なこと
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どんなに優れた科学でも確定的なことを記述する能力はなく、科学がもたらすのはあくまで世界の暫定的な理解であると言われる。
今のところ最新の暫定的な結論、である。
科学さんですらそうなのだから、ニンゲンひとりの日々の決断ならば、さらに不確定なものであるだろう。
暫定的だから適当に済ませる、というのだとあまりに無責任だが、構造的に暫定的にしかなり得ない、と考えると、諦めがつくこともある。
とはいえその真理度(とでも呼ぶべき確からしさ)にはグラデーションがあるだろうと、そういう意見も当然ある。
今日の私も明日の私も暫定的であるのだと意識して、その中で気の向くこと・できることをやるしかないのだなと、今日の私はそう思う。